2020/10/29

Kaam Chor Nasreen | Rahim Pardesi


ウルドゥー語を覚えるために見ています。
ナスリーンはピンクを愛するサルワール・カミーズを着た無精ひげの女性(役)です。
このシリーズは、音響や舞台セットなど、テレビドラマのクオリティーです。家庭での日常会話を覚えるのに最適。英語訳もついてますしね。

特にこの動画は、毎日使いたい(?)セリフがたくさん。
ナスリーンはパキスタンで一般的な専業主婦なので、Kaam(仕事)は家事、家事を放り投げちゃうんですね。
私はパキスタンに住んでいるので、ナスリーンを見ながら、知り合いのパキスタン女性を思い出し、留飲を下げています。

視聴するときは、子供と一緒です。
その子は読み書きが苦手で、幼稚園すら落第しそうになるぐらいです。
字幕を音読できたら、続きが見れる、という方式です。
子供にも外国人にもわかりやすいストーリーがありがたい。

2020/08/23

読書感想 本の「使い方」 1万冊を血肉にした方法 出口 治明

 著者はライフネット生命の創業者です。

この方法を参考にするためには、活字中毒であることが、必要条件です。私も活字中毒なので、お金持ちでも図書館を活用するのか~など、思いながら読みました。趣味とリラックスが読書ではないフルタイムワーカーには出来ないワザです。この方は目次はあまり読まないそうですが、私もです。もしかしたら、小学校低学年からの活字中毒ではないのか、と思いました。子供は目次は読まないので。大人になってから、目次を読んで、その章を読むべきか、時間と相談するので。

紹介されていた本も面白そうなものが多かったです。ここだけでも価値があります。

「新しい分野を学ぶためには、5~6冊選び、まず、分厚い本から読む。」というのは実践してみたいです。分厚い本を出すには、それなりの著者でないと出版させてもらえないので、ハズレは少ないそうです。とりあえず、分厚いのを読み切り、薄い本で頭を整理するそうです。

また、古典についても、なるほどですが、私には難しすぎて読めないかな?

2020/08/22

新しいことを受け入れられない。

年を取るにつれ、子供のころの習慣が抜けない。


8/21 雨が続いていて、涼しいです。 途端に水でのシャワーが気が進まない。2020年は例年より雨が多く、猛威を振るうサバクトビバッタが当地では被害を出しておらず、ありがたい。

暑くて死にそうでないと、お湯がいい。 保温のバスタブが欲しい。

冷房が骨に痛い。特に関節。

かといって酷暑も非常にツラく、暖められたレンガの天井や壁が、拷問のよう。

赤外線ヒーターと化したレンガと断続的な冷風が、とてもこたえるのに、パキスタンでは「24時間クーラーをつけて」と悪しざまに言われる。(正確には停電すると止まります。)日本では、生活保護でも、エアコンは文化的な最低限度の生活、と認められているのに。


これから老化するにつれ、パキスタンの食事もカラダが受け付けなくなるのだろうか。

これからパキスタンが豊かになれば、エアコンも、種類の少ない食材も、解決するのだろうが、自身の老化スピードを上回るのか心配。配送のコールドチェーンはあきらめているが、野菜の種類はどうにかならないのか? モロヘイヤとモロッコインゲンが食べたい。


何十年もパキスタンに住み、老後を過ごしている日本人もいらっしゃるようですが、身体が私と違うのでしょうか? それとも覚悟が?

2020/08/21

読書感想 ウソつきの構造 法と道徳のあいだ (角川新書) 中島 義道

 著者の人柄で読ませる哲学書。


普段、私は緻密な思考をしていないので、ついていけないと感じることも多々。


他にも興味深い本を書かれていらっしゃって、kindle unlimitedもあるので、読んでみたいです。

2020/08/09

読書感想 知りたくないではすまされない ニュースの裏側を見抜くためにこれだけは学んでおきたいこと 江崎道朗

外交も国際政治も軍事も、今まで読んだことがなかったので、とても新鮮で楽しめました。
主にアメリカについて書かれています。
著者は日本に大きな被害を与えうる国として、アメリカ・中国・ロシアを挙げています。だから、アメリカについて知っておく必要があるそうです。
また、アメリカの考え方は合理的で、国際政治について学ぶなら、良い題材でしょう。
トランプ大統領と共和党についても多く紙面を割かれています。

読書感想 小松左京 筒井康隆

 今、kindle unlimitedで小松左京・筒井康隆の小説が読める。

中高生のころ、図書館や古本店頭ワゴンセールで買ってよく読んだので懐かしい。SF小説。

筒井康隆は短編が好きです。落語みたいなオチのつく話が好きです。

小松左京は、昔さらっと読んだものを再読すると、何十年も前のSFなのに、感心すること多々。

小説家ってすごい!

読んでみたい本 僕は君たちに武器を配りたい 瀧本哲史

努力すれば報われる、というようなことは、すぐにコモディティー化するから、やらないほうが良い。
といった内容のようです。
つまり、繰り返す、精度をあげる、仕事は、機械に任せられる。プログラムに、AIに。

第 1 章   勉強 でき ても コモディティ
 第 2 章  「 本物 の 資本主義」 が 日本 に やってき た 
第 3 章   学校 では 教え て くれ ない 資本主義 の 現在 
第 4 章   日本人 で 生き残る 4つ の タイプ と、 生き残れ ない 2つ の タイプ
第 5 章   企業 の 浮沈 の カギ を 握る「 マーケター」 という 働き 方
第 6 章   イノベーター = 起業家 を 目指せ 
第 7 章   本当は クレイジー な リーダー たち 
第 8 章   投資家 として 生きる 本当 の 意味 
第 9 章   ゲリラ 戦 の はじまり

やはり10年前の本なので、1980円も払う価値があるか、悩ましいです。
日本に住んでいたら、図書館で借ります。
しかも第四章の、 日本人 で 生き残る 4つ の タイプ と、 生き残れ ない 2つ の タイプ、で検索したら、一ページ目に詳細要約が出てきちゃった。もう買わないかな? しかもこの要約、続けて要約した人の感想が、ニュー・ワールド・オーダー、ワン・ワールドみたいな陰謀論でおなじみのワードとともに書かれていて、楽しいことこの上ない。



ズーっと、国力≒人口、みたいな歴史が続いて、大きい人口の社会を安定的に維持するには、努力すれば報われる、みたいな思想が必要だったが、前提条件である人間の繰り返し労働の価値が、科学の進歩により、価値がゼロに近づきつつあるので、
労働者の視点から見るとそうですが、消費者としては良い時代がおとずれつつあるように思います。
コモディティーって先物取引のことかと思っていたら、コモディティ化=儲からなくなる、という意味もあるんですね。
その、原油や穀物に金プラチナみたいな価値のなくならない、産業の基幹をささえる、生きていくうえで最も不可欠、昔からみんなが信じる、みたいなイメージでした。
ホントにコモディティ化で価値がなくなるなら、無料のコモディティーだけ消費して生きていきたいです。
スペシャリストの給料もコモディティ化すると、発展途上国の非熟練労働者の時給に収れんする≒タダ同然、ということですね。

読書感想  鼻 (角川ホラー文庫) 曽根 圭介

短編 小説 集。

現代の不安感を小説に。


家庭での私

職場での私

趣味をやっているときの私

フェイスブックでの私

ツイッターでの私

ヤフオク評価の私

いろんな私を演じ分けているのに、一つの信用スコアというのがキモチワルイ。

今の時代の気持ち悪さを、拡大して見せてくれるような小説。

結構楽しめたし、さらっと読める。(私はじっくり読みこむのは苦手。)

2020/06/01

読書感想 墓地を見おろす家 小池真理子

テンプレどおりのホラーなのですが、没頭して読みました。
最初から、不吉な予感しかしない。鳥肌が立つ!

現実の嫌なことより、ホラーがいいですね。

2020/05/23

コロナ

パキスタンはコロナで飛行機は国内線も止めていたのですが、再開したばかりで墜落事故になりました。
ラマダーン月に亡くなった方は、天国に行きやすくなるとはいえ、悲しいことです。

ロックダウンも、一か月延長したみたいです。


ところで日本は、死者数で見ると健闘していますね。
2か月前は、私は世界で最も高齢化している日本が、一番多くの死者を出し、自分のもうすぐ100歳になる祖母も…と心配していました。

無責任な立場なので、適当に仮説を述べたいです。

やっぱり、老人施設で働く外国人労働者だと思うんです。
・ヨーロッパでは介護施設で大量死
・シンガポールでは低所得の外国人労働者にコロナ大流行
なんて記事を読むと、そう思ってしまいます。
私はヨーロピアンの知り合いはいませんが、大学のときいたスゥエーデン人留学生は別に清潔でした。普通です。神経症で潔癖症とかでもなかったです。日本人清潔説には反対です。
私の偏見ですが、
日本の介護施設で働く人--低所得で結婚できず一人暮らし。でも真面目に感染予防。
外国人労働者・移民--------寮で雑魚寝。狭いアパートに数家族で。住居費を切り詰め母国送金。
狭いところにぎゅうぎゅう詰めで住んでいて、一人がデリバリー、もう一人は店員、もう一人は介護職員、従業員の健康なんて考えていないような空気の悪い縫製工場(人を多く使う)で勤務、一部健康的に土木作業員。

中国では、日本以上に介護施設での感染は少ないです。
中国の老人施設では、農村からの出稼ぎが働いていて、多くが住み込みだそうです。
中国では入所者がケガをしたりすると、従業員が入所者に暴行を受けたり裁判沙汰になったりするらしく、コロナ感染者を出すと危ないので、従業員は一切外に出さなかったそうです。日本ではできないですね。

皆さんどう思いますか? 面白い仮説をコメント欄でください!


読書感想 精神障害者をどう裁くか 岩波明

読むのがかったるくなってしまって、飛ばし読みなのですが、本当にどうしたらいいんでしょうね。

統計的に精神障がい者は健常者より犯罪率が低いというのは、「ブラックジャックによろしく」という漫画で読んだことがあるのですが、殺人や放火などの重犯罪では高くなるというのは、この本で初めて知りました。

また、西洋でも日本でも、歴史的に、キチガイ(狐憑きとか?)は、一般の刑罰は受けてこなかった、というのも初耳です。


私は法律家でも医者でもないので、犯罪被害者を取材したものの方が、どうしても心をつかまれます。
その一方で、お子さんのいらっしゃる方ならだれもが考えたことがあるでしょうが、生まれる子供が障がい者だったら自分は世話をできるのだろうか?

最後に知的ボーダーの累積犯罪者の話が出てきますが、刑務所で資格を取らせてくれたりしますが、危険物取扱主任(ガソリンスタンドでバイトするとき資格手当がつく)とかだけでなく、介護関係の資格も取れるようになったらいいなぁと思いました。

ちなみに私は以前やった性格テストだと統合失調になりやすいタイプです。
妹もストレスが多いと幻聴がする(本人は悪口を言われていると言っていた)ので、あやしいです。ただ、妹は確かに耳が良く、特に外国語習得に関して私よりずっと能力が高いです。だから本当に言われていたのかも、と思いながら聞いていました。その一方、多くの人が自分と同じように他人に興味がないとも考えてました。

正常な人間が、家族と精神科医により、はたまた国家により、閉鎖病棟に拉致・監禁されるのは恐怖です。

その一方で、久坂部羊の小説「無痛」が引用されているのですが
「仮に病気があったとしても、尊い人間の命を奪った者が、罰せられないなどということがあってよいものでしょうか。~いきなりナイフで他人の心臓を刺すような人間がまともであるわけがない。~異常者なら危ないから、なおさら極刑にすべきです。」

同感です。病気だから罰せられないなら、病気の時点で社会的に制限されるべきです。
後で病気だったと科学的に精神鑑定できるなら、現時点でも鑑定できていいはずです。
でも、それはそれで怖い。
つまり、西遊記で孫悟空が頭にはめられてしまった金の輪みたいなウエアラブルですよね。そんなのつけたくないです。

2020/04/23

読書感想 宇宙を目指して海を渡る 小野雅裕

これは個人的に傷つくやつだ、と直感しましたが、もし、万が一、我が子が優秀だった時、アメリカ留学することになったらと思い、読みました。

アメリカの大学は学費が高いから、子供がどんなに優秀でもありえないかな、と思い込んでましたが、理系の学部はそういう風になっているんですね。

あまり優秀でない人でも、高校1年生ぐらいまでなら、素直に感銘を受けて読めると思います。

2020/04/18

読書感想 悪と全体主義 ハンナ・アーレントから考える 仲正 昌樹

この本は、ハンナ・アーレントはトランプ政権下で再びベストセラーになったので、書かれた解説本です。

https://www.amazon.co.jp/gp/product/B07CRMPG3S/ref=dbs_a_def_rwt_hsch_vapi_tkin_p1_i0
「安心したい」──その欲望がワナになる
世界を席巻する排外主義的思潮や強権的政治手法といかに向き合うべきか? ナチスによるユダヤ人大量虐殺の問題に取り組んだハンナ・アーレントの著作がヒントになる。トランプ政権下でベストセラーになった『全体主義の起原』、アーレント批判を巻き起こした問題の書『エルサレムのアイヒマン』を読み、疑似宗教的世界観に呑み込まれない思考法を解き明かす。

[目次]
はじめに──今なぜアーレントを読むか
序 章 『全体主義の起原』はなぜ難しいのか?
第1章 ユダヤ人という「内なる異分子」
第2章 「人種思想」は帝国主義から生まれた
第3章 大衆は「世界観」を欲望する
第4章 「凡庸」な悪の正体
終 章 「人間」であるために


著者は法学と哲学の教授で、他にも著書は多く、kindleunlimitedでこれを含めて4冊も読めるので、全部読んで、一番感銘を受けた本を紹介したいです。

今、読み終わったのは、アーレントのこの本だけです。
第二次世界大戦後に民族自決の原則によってどんどん植民地から独立を果たしていった国々は、みんな国民国家なんですね。そこに全体主義の根っこがあって、でも多くの後進国では全体主義より大統領個人のための権威主義に見える国も多くて、考えさせられます。私も日本政府に洗脳されているためか、全体主義のおかげで日本は豊かになったような気もしています。

それではまた。

2020/04/16

読書感想 ショック・ドクトリン――惨事便乗型資本主義の正体を暴く-ナオミ・クライン

最近、コロナ・ウイルスのためか、私の家族(日本の方も含めて)が陰謀論にはまってます。
暇に飽かせて、陰謀論のブログでも読んでいるのでしょうか?

そこで、私の蔵書の中から、その手の本を紹介します。


ショック・ドクトリン
  • 戦争,津波やハリケーンのような自然災害,政変などの危機につけこんで,あるいはそれを意識的に招いて,人びとが茫然自失から覚める前に,およそ不可能と思われた過激な市場主義経済改革を強行すること
上巻は至ってまともで、下巻はちょっとトンデモ臭がします。
出版された2011年に、上記の概念を持ち、問題視出来ていた人はこの著者しかいませんでした。慧眼に恐れ入ります。

現在、ウイルス禍で世界中がショック状態にあります。
今まさに、読み直す必要がある本だと思います。



https://www.nikkei.com/article/DGXMZO43792260W9A410C1EA2000/
日銀が日本株を買い支えていますが、
https://news.livedoor.com/article/detail/18111431/ 猫組長(誰?)のわかりやすく面白い記事です。
コロナ不況対策で、また買うのでしょうか?
この行為の効果と正義は一度問われるべきだと思います。
通貨発行益は誰が得るべきか? 
私がファンのスパコン斎藤氏は
人工知能は資本主義を終焉させるか-経済的特異点と社会的特異点
という新書も書いています。
経済学の先生との共著で、前半はこの先生が紐を握っているから風船は地上にあるが、後半は宇宙まで漂っていってしまうかんじです。前半は先進国の金利政策や買いオペが上手くいってい構造的な問題を指摘したりなど、読みごたえがあります。

2020/04/04

読書感想 スーパーヒューマン誕生! 人間はSFを超える (NHK出版新書) 稲見 昌彦

この著者、ニュースで出ていた、レインコート形の光学迷彩を着ていた人でした。

とても博識で、その分野では一流の人なのですが、SFや漫画などの作品を引用したりして、入っていきやすいよう工夫して書いてくれています。私は、著者は親しみを持てる人柄なのかなと思いました。でもこれは、技術開発のための意思疎通にエンタメ作品を上げて、共通イメージを持つ助けにしたりもするからだそうです。

すごくお勧めなので、ちょっとまとめて、どういった人に、どういったことに興味がある人に、特に読んでもらいたい、と私は伝えたかったのですが、ほんとにおもしろかったから、どこも削れない! 要約できない!

私でも、これをネタ本に、なろう小説ぐらい執筆できるのではないかと思ってしまうほどです。

平易な文章で書かれていますが、新しい概念・新しいものの見方が提示されていて、それを誰かに説明できるほど読むには、私は2度読みしなくちゃいけないかな。

自分がほしいものを、誰かに喜んでくれるものを、自らの手でつくる。これを世界共通の技術で作るのが、エンジニアリングだそうです。著者はエンジニアリングの面白さを知ってほしかったそうです。
それでは私がオモシロイ!と思ったからって、何かつくり出せるかというと疑問ですが、うらやましいですね。

この本は未来を語る面白さもあるので、読み直したら、感想文をつぎ足したいです。

2020/03/27

2020年3月27日 現在の積ん読 kindleunlimited

amazonのkindleunlimitedは月額1000円ほどで、対象電子書籍を、一度に10冊まで何冊でも借りられるサービスです。

私が、
借りっぱなしになってて読んでない本のリストです。



一冊英単語 ロウソクの科学 / マイケル・ファラデー: 名著で英語多読

AYM English

ふたたびの微分・積分
永野 裕之




ふたたびの高校数学
永野 裕之

できるやさしく学ぶExcel統計入門 難しいことはパソコンにまかせて仕事で役立つデータ分析ができる本 できるシリーズ
羽山 博

統計思考入門 ― プロの分析スキルで「ひらめき」をつかむ
水越 孝

ドラえもん一年生 学年別ドラえもん名作選
藤子・F・不二雄


ちょっと頭を使わないと読めないお勉強系の本が多いです。
まだ読み始めてません。気合がいるんですよ。でも、時間つぶしにはもってこい。

どうせこういう本を読むなら、高校生のころ読んどけばよかったっんじゃない?、て思いましたか?
そのころは忙しかった、というか他にやりたい娯楽がたくさんあったんですよ。
今は暇で、でもどこも行けないし、お金のかかる趣味もできないし。

2020/03/26

海外の家の間取り 玄関の段差が気になる

この嫌な現実を忘れて、空想の世界に生きているのですが、空想の世界にも住むところがいるじゃないですか。

それで間取り相談です。

日本の家は、玄関があって、ビシッと段差でここまでが下足ここから上は靴を脱げよ、というライン=上がりかまちがありますね。
外国の家はどうなっているのでしょうか?
ずっと、外人って注意しないと畳の上まで靴で上がってきてしまう、みたいに思っていたのですが、かなり多くの文化で靴を脱いでいるみたいですね。靴を脱がない地域にあたる、アメリカ、ホームドラマで家の間取りとか見たことがあります。そういった地域でも、客に靴を脱ぐよう強要しないが、家主は下足を脱いで生活している人も結構いるみたいですね。
パキスタンのお隣さん、イランは高価な絨毯を使って住んでいるようで、必ず靴は脱ぐようです。でも、写真だとフラットなフロアのドア前で靴が脱がれていて、日本みたいに間取りに反映していないみたいです。
そうそう、パキスタン。私の行ったことのある家は、脱ぐのと脱がないのが混在しています。客もその家のルールに従います。いちばん多いのが、リビングなど客が来る部屋とキッチン、廊下が靴で、ベッドルームは靴を脱ぐスタイル。次がどこも靴。いちばん少ないのが、玄関扉の前で靴を脱がせる。あと、石やコンクリートの床の上は靴で、カーペットは裸足。そう、言い忘れた。あまり靴は履かないんですよ。素足につっかけ・サンダルばかりです。土埃の多い気候。土ぼこりのついた石は足裏にざらざら気持ち悪いうえ、かかとがひび割れます。水拭きしても、半日でザラザラ。どうせすぐ汚れると思うか、牛のウンチやら何のウンチかわからない道路を歩いてきたサンダルで自宅を汚染したくないと思うかで、決めます。どちらにしろ灼熱の太陽で暖められたウンチはエアゾル化して窓から入ってくるので同じことです。
画像検索してフィンランドの間取りを見たら、北海道の家みたいな風防室があるエントランスで、靴が脱ぎやすそうでした。段差はなさそう。
昔、日本で私が住んでいた家は、玄関は鍵を閉めておいて、勝手口を家族用の主な入口にしていました。勝手口は靴、脱ぎ散らかしまくり。

読書感想 エクサスケールの衝撃 次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く 齊藤 元章

著者は今、話題の人ですね。これもkindleunlimited。抜粋版もunlimitedで読めますので、忙しい方や、私のように混乱しそうな人は、そちらをおススメします。

明るい未来、それが信じられるような、楽しい本です。

初めに、を読んでプレシンギュラリティ―についての本なのかなと身構えながら読み進んでいくと、プレシンギュラリティ―について理解する前に、いろいろな未来の技術のスペクタクルに幻惑しつつ、やはり、スーパーコンピューターについての本だったのかな、と終りました。

要は、
プレシンギュラリティ― ≒ エクサスケールのスパコンが社会に衝撃を与える、
なので、これから次世代のスパコンが何を引き起こすのか見てみよう、内容です。

目次を読みながら復習します。
なんで終わり近くまでプレシンギュラリティ―にこだわりながら読んでしまったのか反省したいです。

まえがき
序章  人類の未来を変える可能性を秘めた半導体
第1章 急速に近づく「前特異点(プレ・シンギュラリティ―・ポイント)」
第2章 「エクサスケールコンピューティング」によってすべてがかわる
第3章 まずエネルギーがフリーになる
第4章 生活のために働く必要がない社会の出現
第5章 人類が「不老」を得る日
第6章 新しい価値観が生まれる
終章  我々日本人が次世代スーパーコンピュータを開発する

思い出しました。まえがきで、プレシンギュラリティ―がキーワードとして出てきたんですよ。そして、ざっと序章を読んだら、理解できなかった。
・事実=過去のこと
・現在進行形のこと、
・未来予測・希望や夢
この3つが混乱した。もともと初めて聞くような話(シンギュラリティ―とか)ばかりのところを、事実と事実でないことが混乱したから、頭がボォッとなって、導入部でつまづいてしまった。第一章を読んでプレシンギュラリティ―について著者と同じ場面に乗って、未来のスーパーコンピューターについて思いをはせるはずだったんです。

事実と夢が色分けされた2色刷り版が出ないですかね?

いろいろ、ツッコミどころ満載な本なので、オタクみたいに語れる人とディスカッション(というほど私は知識もないし話せないと思うけど)したいですね。そういう友達のいる人は、ぜひ読んでください。読んだ人がいたら、コメントください。私も細かくツッコミたいところをお返事します。
あと、陰謀論が好きなタイプの人も楽しめると思います。この明るさは、やさしさと正しさにしめ殺される感じ。伊藤計劃のハーモニーみたい。まさにディストピア! この違和感、森博嗣のウォーカロンですか。

ちなみに話題の人とはスパコン助成金詐欺のことです。
ヤフコメがヤフーニュース記事より興味深いです。もっと黒幕がいるだろう、みたいな。
スパコンって2番でもいいんですか? 2番と3番を合わせて使うと、1番を凌駕する、みたいに。


2020/03/16

パキスタン コロナで休校

今日、2020年3/16㈪から、パキスタンもコロナウイルス禍で休校です。
子供たちは誰一人、自宅学習などせず、昨日のつづきの日曜日です。

パキスタンも、国会議員になるような富裕層は、子供は2~3人で、家族の中の高齢者率もそれなりですが、庶民は子だくさん。平均寿命は60代、といっても金持ちは長生きなんでしょうか?
身の回りの高齢者(60歳以上)は半分が糖尿病ですが、そもそも年寄り少ないです。でも、皆さん軽度の糖尿(足切ったり、ぶっ倒れていない)は放置しているので、もっと多いかもしれません。

他にも、結婚式場は閉鎖です。

でもでも、モスクはいつもどおりです。
これを、行くな、って言うと、かえってデモとかするんでしょう。
テレビで、宗教学者?指導者?、がこういったウイルス禍の時は、モスクに行かなくていい、自宅でお祈りしましょう、と言ってました。

私の周りは、さももっともらしく、アメリカ・イスラエル陰謀説をしゃべってます。なんでも、イランと中国が被害を受けているのが証拠だそうです。ヨーロッパはどこへ?

チェックポイントで、外国人の私は以前より身分証明書を見せるよう言われるようになったと思います。

子供たちは休校なので、親族の家に遊びに行ってます。あぁ~~


コロナのニュースで気になるのは、
中国疾病予防コントロールセンター(gisaid
と、一部ニュースで見たことです。
gisaidで検索すると、中国の機関ではないですね。プロが記事を書いているはずなのに、どうしたのだろう。


私は、パキスタンの国内問題としては、サバクトビバッタの襲来のほうが心配です。
このバッタは40℃ぐらいが繁殖に最適で、中東・東アフリカから、まだそこまで暑くなっていないのに、すでにパンジャブ州まで来ています。
薬で退治する場合、強い農薬のようで、かかった農産物はたべれないそうです。かといって、バッタが通った後は何も残らないようです。食べちゃいけないはずが混入しそうで怖いです。
食べ物がない場合の死亡率は100%なので、コロナよりこっちのほうが怖いです。
数年まえ、小麦の価格が上がった時、パキスタンでもデモをしていました。蝗害で主食の価格が上がれば、政情不安になります。
どうなるのでしょう。

2020/03/13

読書感想 ドラえもん一年生 学年別ドラえもん名作選

これもkindle unlimitedです。

これは、日本語の不自由なうちの子のために、期待大!です。

ひらがなが6~7割わかるだけで、語彙も少なく、日本語教育のしようがない、とあきらめていましたが、これならもしかしたら、もしかするかも!

ドラえもんは、現地語でアニメが放送されています。
ストーリーの型はおなじみです。
カタカナ全然わかりませんが、タケコプターとか絵と一緒だと読めるんです。
語彙も少ない!
話は絵だけでも追える!

語彙が少ないと、スマイルゼミなどのタブレット教材でも厳しかったです。

ちなみに、画像は細かく、漢字のルビも、くっきり読めます。(これ重要)
17話中、最初の5話がカラーです。5話目が奇麗なジャイアンの出てくる話。

読書感想 物流は世界史をどう変えたのか 玉木俊明

盲点となっている、重要なファクターが1つある。「物流」である。

↑面白そうでしょう。kindle unlimitedだし、読みました。

近年、面白い歴史の本を、何冊か読んでいて、それでこれも期待しました。

・サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ
・文明崩壊 ジャレド・ダイアモンド
・交雑する人類 古代DNAが解き明かす新サピエンス デイヴィット・ライク

金を払わずに、眠いところを気合を入れずに読んだせいか、途中、だるくなりました。
なんでなんでしょう?
確かに、サピエンス全史ほど、壮大で新しい切り口ではないですが、文明崩壊のほうがむしろ、ありきたりだと思います。でも、物語として文明崩壊は読ませたかな。


なんで、期待ほどワクワクしなかったか振り返っていきます。

①フェニキア
 →以前、塩野七生のローマ人の物語を図書館で借りて読破したのですが、それで知っていたような。
②なぜ東アジアはヨーロッパに先駆けて経済発展したのか
 →ユーロに先駆けて、度量衡を整えて、一台経済圏をつくった。戦略が成功するかの条件に、天・地・人、なんて言いますが、始皇帝が出てくる時代の要請見たいのがあったら知りたいです。いまいち腑に落ちない。
③イスラーム
 →眠さのピークだった。すみません。
④ヴァイキングはなぜハンザ同盟に敗れたか
 →船の形だけなの?ヴァイキングは農閑期にだけ船に乗ったけど、ハンザは通年みたいな違いはないのかな?造船技術だけなら模倣できるし、ヴァイキングが盗んだハンザの船に乗ってもいいと思う。
⑤中国は朝貢貿易で衰退
 →数か月から1年前に、面白いコラムかブログでもっと詳しく読んだことがある。これは、私も歴史にもしもがあればって思います。
⑥地中海は衰退しバルト・北海が
 →森林資源ですね。文明崩壊で読んだのかな?
⑦喜望峰ルートは、アジアと欧州の関係をどう変えたか
 →これ以前の帝国主義は、ローマにしろ、中華王朝にしろ、隣の土地を狙いましたが、ヨーロッパが植民地にしようとしたのは、ぜんぜん地続きではないですよね。そこの思想の違いについて、もっと好奇心を刺激するように書かれているのをどこかで読んだ記憶が…
⑧東インド会社
⑨オランダはなぜ世界初のヘゲモニー国家になったのか
⑩パクス・ブリタニカ
 →この章は面白かった! 中国が、シリコンバレーを自国市場から締め出したことの正しさを噛みしめた。中国共産党指導者の先見性に感心しました。
⑪国家なき民ーアルメニア人
⑫国家なき民ーユダヤ人
⑬イギリスの茶
 →この章は削ってもよかったのでは
⑭産業革命はなぜイギリスで
 →わかったようなわからないような、私の理解力のせいだね。
⑮アメリカ海運業
⑯19世紀 ヨーロッパが豊かに
 →所得の低い人たちが新世界に移民していなくなった。この章だけで、新書が一冊できると思う。今の日本の政策に歴史を紐解き喧嘩を売ればいいでしょう。
⑰社会主義
 →『マルクス経済学は生産財を重視して消費財は軽視されがちだった。生産力の増大こそが重要で、省資源という考え方はなかった。』いや~、全然知らなかったですね。『人々は、GDPや国民所得の上昇ではなく、日常生活が豊かになるかで、経済が成長しているか判断する。社会主義はそれに気づかなかった。』消費財は無限にあり、国家が計画的に流通させることは不可能と述べられている。この章はマルクス経済と社会主義の常識がないから、とても新鮮に感じました。もし、AIで計画的にできるようにらったら、中国共産党が、最新・最適の政治体制かもしれませんね。


もくじを見ながら振り返って、わかったように思います。
これ、新書サイズに押し込めた弊害ですね。
ジャレド・ダイアモンドも、文明の崩壊を新書で出していたら、この本以上におもしろくなかったと思います。

2020/03/10

読書感想 HELLO,DESIGN 日本人とデザイン 石川俊祐

これもkindle unlimitedで読みました。
パキスタンにいると電子書籍は送料がかからないのでありがたいですね。

デザインと日本語で言うと、色や形を良くするみたいな意味ですが、英語だともっと幅が広くて、キャリアだって人生だってデザインするし、範囲が広いらしいです。
だから、日本でデザイナーがする仕事は、ほんとに色形を整えるだけですが、イギリスでは、企画段階からかかわるものらしいです。

著者はイギリスでデザインを学び、イギリスのデザイン会社に勤めていた方で、
デザイン志向の意義や方法を詳しく教えてくれます。

まあ、私からは『面白かったよ。あなたも読めば。』なのですが、それだけではしょうがないので、以下は要約を飛ばし、私がどこに違和感を持ったか述べていきたいです。

私はこの本を、
日本もデザイン思考を取り入れると、経済とか良くなるよ。
という趣旨かと思って読んだのですが、
事例を見るたびに、
これは権限と責任の問題ではないか、
組織の在り方が、官僚主義というか大企業病で、
既得権が、
ネックになるのではという気がしました。

そして、個人的に一番興味のあった集金のところがスッポリ抜けていて、がっくりしました。
デザイン思考は、方法論としては、三人寄れば文殊の知恵、で著者のようなデザイナー出身者に経理経営畑のひと、そのほかの分野の専門家などが集まって、考えるので、
マネタイズできるか、どうやってマネタイズするか考えるのはほかの人に丸投げしているのでしょうか?丸投げするのでなく皆で違う視点から考えるんでしたよね。
この金にならない過剰サービスで、バイトが苦しんでいるから、働き方改革するんじゃないですか?

もやもやするけど、2度読みするほど面白かったわけではないから、どなたかご教授ください。

2020/03/07

読書感想 笹の船で海を渡る 角田光代



なんでかわからないけど、心をつかまれた。 




主人公の左織は学童疎開した年代で、我が子に対する感覚とか理解できないのに、自分は何を彼女に共感するのだろう?

あの、猜疑心と被害妄想が自分のように感じるのか?と思いながら、読みました。




読後、なんでこんなに揺さぶられたのか?と不思議に思い、他の人のレビューを見たりしました。そこで作者インタビューを発見して納得。

・自分で考えない、決めない左織はいわば「戦前」の精神性

・彼女には自ら幸せになりにいくという概念がなく、物事をただ受け入れていく

・あの世代は善意や悪意で行動しない




気が付きましたよ。私も自分で決めていない!

だから、人のせいにするし、猜疑心と被害妄想に苦しむのだと思います。 



ちょっと前に読んだ
姫野カオルコ 喪失記
も、主人公が病んでいて、とても動揺しながら読みました。
共感できない女性は幸せ、というレビューを見ましたが、まさにその通り。
倫理観や諦めでごまかさず、最後は自分の欲望に向き合います。


感動する本に巡り合うのは奇跡のようでもありますが、最近、読んだベスト小説は、鏡を見るように自分の生きづらさと対峙する不快な感動でした。
どちらもちゃんと読めば、結末に解放がありますよ。私は作中の方にガッシリとらわれてしまったので、気持ちが終わりまで行きませんでしたが。

喪失記、はもう少し冷静になって読み直したいですね。
たぶん、半分しか読めていないから。