2020/03/26

読書感想 エクサスケールの衝撃 次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く 齊藤 元章

著者は今、話題の人ですね。これもkindleunlimited。抜粋版もunlimitedで読めますので、忙しい方や、私のように混乱しそうな人は、そちらをおススメします。

明るい未来、それが信じられるような、楽しい本です。

初めに、を読んでプレシンギュラリティ―についての本なのかなと身構えながら読み進んでいくと、プレシンギュラリティ―について理解する前に、いろいろな未来の技術のスペクタクルに幻惑しつつ、やはり、スーパーコンピューターについての本だったのかな、と終りました。

要は、
プレシンギュラリティ― ≒ エクサスケールのスパコンが社会に衝撃を与える、
なので、これから次世代のスパコンが何を引き起こすのか見てみよう、内容です。

目次を読みながら復習します。
なんで終わり近くまでプレシンギュラリティ―にこだわりながら読んでしまったのか反省したいです。

まえがき
序章  人類の未来を変える可能性を秘めた半導体
第1章 急速に近づく「前特異点(プレ・シンギュラリティ―・ポイント)」
第2章 「エクサスケールコンピューティング」によってすべてがかわる
第3章 まずエネルギーがフリーになる
第4章 生活のために働く必要がない社会の出現
第5章 人類が「不老」を得る日
第6章 新しい価値観が生まれる
終章  我々日本人が次世代スーパーコンピュータを開発する

思い出しました。まえがきで、プレシンギュラリティ―がキーワードとして出てきたんですよ。そして、ざっと序章を読んだら、理解できなかった。
・事実=過去のこと
・現在進行形のこと、
・未来予測・希望や夢
この3つが混乱した。もともと初めて聞くような話(シンギュラリティ―とか)ばかりのところを、事実と事実でないことが混乱したから、頭がボォッとなって、導入部でつまづいてしまった。第一章を読んでプレシンギュラリティ―について著者と同じ場面に乗って、未来のスーパーコンピューターについて思いをはせるはずだったんです。

事実と夢が色分けされた2色刷り版が出ないですかね?

いろいろ、ツッコミどころ満載な本なので、オタクみたいに語れる人とディスカッション(というほど私は知識もないし話せないと思うけど)したいですね。そういう友達のいる人は、ぜひ読んでください。読んだ人がいたら、コメントください。私も細かくツッコミたいところをお返事します。
あと、陰謀論が好きなタイプの人も楽しめると思います。この明るさは、やさしさと正しさにしめ殺される感じ。伊藤計劃のハーモニーみたい。まさにディストピア! この違和感、森博嗣のウォーカロンですか。

ちなみに話題の人とはスパコン助成金詐欺のことです。
ヤフコメがヤフーニュース記事より興味深いです。もっと黒幕がいるだろう、みたいな。
スパコンって2番でもいいんですか? 2番と3番を合わせて使うと、1番を凌駕する、みたいに。


1 件のコメント:

  1. お久しぶりです。kindle、私の娘も愛用(愛読?)しているようです。
    プレシンギュラリティ―とはなんぞや?と思い検索しました。なるほど。
    本の内容とは違うかと思いますが、様々な分野で劇的な社会変化が正に今起きているように感じます。

    まだ本は読んでいないので、shaziaさんのブログを拝読しての感想でした。

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