2020/03/27

2020年3月27日 現在の積ん読 kindleunlimited

amazonのkindleunlimitedは月額1000円ほどで、対象電子書籍を、一度に10冊まで何冊でも借りられるサービスです。

私が、
借りっぱなしになってて読んでない本のリストです。



一冊英単語 ロウソクの科学 / マイケル・ファラデー: 名著で英語多読

AYM English

ふたたびの微分・積分
永野 裕之




ふたたびの高校数学
永野 裕之

できるやさしく学ぶExcel統計入門 難しいことはパソコンにまかせて仕事で役立つデータ分析ができる本 できるシリーズ
羽山 博

統計思考入門 ― プロの分析スキルで「ひらめき」をつかむ
水越 孝

ドラえもん一年生 学年別ドラえもん名作選
藤子・F・不二雄


ちょっと頭を使わないと読めないお勉強系の本が多いです。
まだ読み始めてません。気合がいるんですよ。でも、時間つぶしにはもってこい。

どうせこういう本を読むなら、高校生のころ読んどけばよかったっんじゃない?、て思いましたか?
そのころは忙しかった、というか他にやりたい娯楽がたくさんあったんですよ。
今は暇で、でもどこも行けないし、お金のかかる趣味もできないし。

2020/03/26

海外の家の間取り 玄関の段差が気になる

この嫌な現実を忘れて、空想の世界に生きているのですが、空想の世界にも住むところがいるじゃないですか。

それで間取り相談です。

日本の家は、玄関があって、ビシッと段差でここまでが下足ここから上は靴を脱げよ、というライン=上がりかまちがありますね。
外国の家はどうなっているのでしょうか?
ずっと、外人って注意しないと畳の上まで靴で上がってきてしまう、みたいに思っていたのですが、かなり多くの文化で靴を脱いでいるみたいですね。靴を脱がない地域にあたる、アメリカ、ホームドラマで家の間取りとか見たことがあります。そういった地域でも、客に靴を脱ぐよう強要しないが、家主は下足を脱いで生活している人も結構いるみたいですね。
パキスタンのお隣さん、イランは高価な絨毯を使って住んでいるようで、必ず靴は脱ぐようです。でも、写真だとフラットなフロアのドア前で靴が脱がれていて、日本みたいに間取りに反映していないみたいです。
そうそう、パキスタン。私の行ったことのある家は、脱ぐのと脱がないのが混在しています。客もその家のルールに従います。いちばん多いのが、リビングなど客が来る部屋とキッチン、廊下が靴で、ベッドルームは靴を脱ぐスタイル。次がどこも靴。いちばん少ないのが、玄関扉の前で靴を脱がせる。あと、石やコンクリートの床の上は靴で、カーペットは裸足。そう、言い忘れた。あまり靴は履かないんですよ。素足につっかけ・サンダルばかりです。土埃の多い気候。土ぼこりのついた石は足裏にざらざら気持ち悪いうえ、かかとがひび割れます。水拭きしても、半日でザラザラ。どうせすぐ汚れると思うか、牛のウンチやら何のウンチかわからない道路を歩いてきたサンダルで自宅を汚染したくないと思うかで、決めます。どちらにしろ灼熱の太陽で暖められたウンチはエアゾル化して窓から入ってくるので同じことです。
画像検索してフィンランドの間取りを見たら、北海道の家みたいな風防室があるエントランスで、靴が脱ぎやすそうでした。段差はなさそう。
昔、日本で私が住んでいた家は、玄関は鍵を閉めておいて、勝手口を家族用の主な入口にしていました。勝手口は靴、脱ぎ散らかしまくり。

読書感想 エクサスケールの衝撃 次世代スーパーコンピュータが壮大な新世界の扉を開く 齊藤 元章

著者は今、話題の人ですね。これもkindleunlimited。抜粋版もunlimitedで読めますので、忙しい方や、私のように混乱しそうな人は、そちらをおススメします。

明るい未来、それが信じられるような、楽しい本です。

初めに、を読んでプレシンギュラリティ―についての本なのかなと身構えながら読み進んでいくと、プレシンギュラリティ―について理解する前に、いろいろな未来の技術のスペクタクルに幻惑しつつ、やはり、スーパーコンピューターについての本だったのかな、と終りました。

要は、
プレシンギュラリティ― ≒ エクサスケールのスパコンが社会に衝撃を与える、
なので、これから次世代のスパコンが何を引き起こすのか見てみよう、内容です。

目次を読みながら復習します。
なんで終わり近くまでプレシンギュラリティ―にこだわりながら読んでしまったのか反省したいです。

まえがき
序章  人類の未来を変える可能性を秘めた半導体
第1章 急速に近づく「前特異点(プレ・シンギュラリティ―・ポイント)」
第2章 「エクサスケールコンピューティング」によってすべてがかわる
第3章 まずエネルギーがフリーになる
第4章 生活のために働く必要がない社会の出現
第5章 人類が「不老」を得る日
第6章 新しい価値観が生まれる
終章  我々日本人が次世代スーパーコンピュータを開発する

思い出しました。まえがきで、プレシンギュラリティ―がキーワードとして出てきたんですよ。そして、ざっと序章を読んだら、理解できなかった。
・事実=過去のこと
・現在進行形のこと、
・未来予測・希望や夢
この3つが混乱した。もともと初めて聞くような話(シンギュラリティ―とか)ばかりのところを、事実と事実でないことが混乱したから、頭がボォッとなって、導入部でつまづいてしまった。第一章を読んでプレシンギュラリティ―について著者と同じ場面に乗って、未来のスーパーコンピューターについて思いをはせるはずだったんです。

事実と夢が色分けされた2色刷り版が出ないですかね?

いろいろ、ツッコミどころ満載な本なので、オタクみたいに語れる人とディスカッション(というほど私は知識もないし話せないと思うけど)したいですね。そういう友達のいる人は、ぜひ読んでください。読んだ人がいたら、コメントください。私も細かくツッコミたいところをお返事します。
あと、陰謀論が好きなタイプの人も楽しめると思います。この明るさは、やさしさと正しさにしめ殺される感じ。伊藤計劃のハーモニーみたい。まさにディストピア! この違和感、森博嗣のウォーカロンですか。

ちなみに話題の人とはスパコン助成金詐欺のことです。
ヤフコメがヤフーニュース記事より興味深いです。もっと黒幕がいるだろう、みたいな。
スパコンって2番でもいいんですか? 2番と3番を合わせて使うと、1番を凌駕する、みたいに。


2020/03/16

パキスタン コロナで休校

今日、2020年3/16㈪から、パキスタンもコロナウイルス禍で休校です。
子供たちは誰一人、自宅学習などせず、昨日のつづきの日曜日です。

パキスタンも、国会議員になるような富裕層は、子供は2~3人で、家族の中の高齢者率もそれなりですが、庶民は子だくさん。平均寿命は60代、といっても金持ちは長生きなんでしょうか?
身の回りの高齢者(60歳以上)は半分が糖尿病ですが、そもそも年寄り少ないです。でも、皆さん軽度の糖尿(足切ったり、ぶっ倒れていない)は放置しているので、もっと多いかもしれません。

他にも、結婚式場は閉鎖です。

でもでも、モスクはいつもどおりです。
これを、行くな、って言うと、かえってデモとかするんでしょう。
テレビで、宗教学者?指導者?、がこういったウイルス禍の時は、モスクに行かなくていい、自宅でお祈りしましょう、と言ってました。

私の周りは、さももっともらしく、アメリカ・イスラエル陰謀説をしゃべってます。なんでも、イランと中国が被害を受けているのが証拠だそうです。ヨーロッパはどこへ?

チェックポイントで、外国人の私は以前より身分証明書を見せるよう言われるようになったと思います。

子供たちは休校なので、親族の家に遊びに行ってます。あぁ~~


コロナのニュースで気になるのは、
中国疾病予防コントロールセンター(gisaid
と、一部ニュースで見たことです。
gisaidで検索すると、中国の機関ではないですね。プロが記事を書いているはずなのに、どうしたのだろう。


私は、パキスタンの国内問題としては、サバクトビバッタの襲来のほうが心配です。
このバッタは40℃ぐらいが繁殖に最適で、中東・東アフリカから、まだそこまで暑くなっていないのに、すでにパンジャブ州まで来ています。
薬で退治する場合、強い農薬のようで、かかった農産物はたべれないそうです。かといって、バッタが通った後は何も残らないようです。食べちゃいけないはずが混入しそうで怖いです。
食べ物がない場合の死亡率は100%なので、コロナよりこっちのほうが怖いです。
数年まえ、小麦の価格が上がった時、パキスタンでもデモをしていました。蝗害で主食の価格が上がれば、政情不安になります。
どうなるのでしょう。

2020/03/13

読書感想 ドラえもん一年生 学年別ドラえもん名作選

これもkindle unlimitedです。

これは、日本語の不自由なうちの子のために、期待大!です。

ひらがなが6~7割わかるだけで、語彙も少なく、日本語教育のしようがない、とあきらめていましたが、これならもしかしたら、もしかするかも!

ドラえもんは、現地語でアニメが放送されています。
ストーリーの型はおなじみです。
カタカナ全然わかりませんが、タケコプターとか絵と一緒だと読めるんです。
語彙も少ない!
話は絵だけでも追える!

語彙が少ないと、スマイルゼミなどのタブレット教材でも厳しかったです。

ちなみに、画像は細かく、漢字のルビも、くっきり読めます。(これ重要)
17話中、最初の5話がカラーです。5話目が奇麗なジャイアンの出てくる話。

読書感想 物流は世界史をどう変えたのか 玉木俊明

盲点となっている、重要なファクターが1つある。「物流」である。

↑面白そうでしょう。kindle unlimitedだし、読みました。

近年、面白い歴史の本を、何冊か読んでいて、それでこれも期待しました。

・サピエンス全史 ユヴァル・ノア・ハラリ
・文明崩壊 ジャレド・ダイアモンド
・交雑する人類 古代DNAが解き明かす新サピエンス デイヴィット・ライク

金を払わずに、眠いところを気合を入れずに読んだせいか、途中、だるくなりました。
なんでなんでしょう?
確かに、サピエンス全史ほど、壮大で新しい切り口ではないですが、文明崩壊のほうがむしろ、ありきたりだと思います。でも、物語として文明崩壊は読ませたかな。


なんで、期待ほどワクワクしなかったか振り返っていきます。

①フェニキア
 →以前、塩野七生のローマ人の物語を図書館で借りて読破したのですが、それで知っていたような。
②なぜ東アジアはヨーロッパに先駆けて経済発展したのか
 →ユーロに先駆けて、度量衡を整えて、一台経済圏をつくった。戦略が成功するかの条件に、天・地・人、なんて言いますが、始皇帝が出てくる時代の要請見たいのがあったら知りたいです。いまいち腑に落ちない。
③イスラーム
 →眠さのピークだった。すみません。
④ヴァイキングはなぜハンザ同盟に敗れたか
 →船の形だけなの?ヴァイキングは農閑期にだけ船に乗ったけど、ハンザは通年みたいな違いはないのかな?造船技術だけなら模倣できるし、ヴァイキングが盗んだハンザの船に乗ってもいいと思う。
⑤中国は朝貢貿易で衰退
 →数か月から1年前に、面白いコラムかブログでもっと詳しく読んだことがある。これは、私も歴史にもしもがあればって思います。
⑥地中海は衰退しバルト・北海が
 →森林資源ですね。文明崩壊で読んだのかな?
⑦喜望峰ルートは、アジアと欧州の関係をどう変えたか
 →これ以前の帝国主義は、ローマにしろ、中華王朝にしろ、隣の土地を狙いましたが、ヨーロッパが植民地にしようとしたのは、ぜんぜん地続きではないですよね。そこの思想の違いについて、もっと好奇心を刺激するように書かれているのをどこかで読んだ記憶が…
⑧東インド会社
⑨オランダはなぜ世界初のヘゲモニー国家になったのか
⑩パクス・ブリタニカ
 →この章は面白かった! 中国が、シリコンバレーを自国市場から締め出したことの正しさを噛みしめた。中国共産党指導者の先見性に感心しました。
⑪国家なき民ーアルメニア人
⑫国家なき民ーユダヤ人
⑬イギリスの茶
 →この章は削ってもよかったのでは
⑭産業革命はなぜイギリスで
 →わかったようなわからないような、私の理解力のせいだね。
⑮アメリカ海運業
⑯19世紀 ヨーロッパが豊かに
 →所得の低い人たちが新世界に移民していなくなった。この章だけで、新書が一冊できると思う。今の日本の政策に歴史を紐解き喧嘩を売ればいいでしょう。
⑰社会主義
 →『マルクス経済学は生産財を重視して消費財は軽視されがちだった。生産力の増大こそが重要で、省資源という考え方はなかった。』いや~、全然知らなかったですね。『人々は、GDPや国民所得の上昇ではなく、日常生活が豊かになるかで、経済が成長しているか判断する。社会主義はそれに気づかなかった。』消費財は無限にあり、国家が計画的に流通させることは不可能と述べられている。この章はマルクス経済と社会主義の常識がないから、とても新鮮に感じました。もし、AIで計画的にできるようにらったら、中国共産党が、最新・最適の政治体制かもしれませんね。


もくじを見ながら振り返って、わかったように思います。
これ、新書サイズに押し込めた弊害ですね。
ジャレド・ダイアモンドも、文明の崩壊を新書で出していたら、この本以上におもしろくなかったと思います。

2020/03/10

読書感想 HELLO,DESIGN 日本人とデザイン 石川俊祐

これもkindle unlimitedで読みました。
パキスタンにいると電子書籍は送料がかからないのでありがたいですね。

デザインと日本語で言うと、色や形を良くするみたいな意味ですが、英語だともっと幅が広くて、キャリアだって人生だってデザインするし、範囲が広いらしいです。
だから、日本でデザイナーがする仕事は、ほんとに色形を整えるだけですが、イギリスでは、企画段階からかかわるものらしいです。

著者はイギリスでデザインを学び、イギリスのデザイン会社に勤めていた方で、
デザイン志向の意義や方法を詳しく教えてくれます。

まあ、私からは『面白かったよ。あなたも読めば。』なのですが、それだけではしょうがないので、以下は要約を飛ばし、私がどこに違和感を持ったか述べていきたいです。

私はこの本を、
日本もデザイン思考を取り入れると、経済とか良くなるよ。
という趣旨かと思って読んだのですが、
事例を見るたびに、
これは権限と責任の問題ではないか、
組織の在り方が、官僚主義というか大企業病で、
既得権が、
ネックになるのではという気がしました。

そして、個人的に一番興味のあった集金のところがスッポリ抜けていて、がっくりしました。
デザイン思考は、方法論としては、三人寄れば文殊の知恵、で著者のようなデザイナー出身者に経理経営畑のひと、そのほかの分野の専門家などが集まって、考えるので、
マネタイズできるか、どうやってマネタイズするか考えるのはほかの人に丸投げしているのでしょうか?丸投げするのでなく皆で違う視点から考えるんでしたよね。
この金にならない過剰サービスで、バイトが苦しんでいるから、働き方改革するんじゃないですか?

もやもやするけど、2度読みするほど面白かったわけではないから、どなたかご教授ください。

2020/03/07

読書感想 笹の船で海を渡る 角田光代



なんでかわからないけど、心をつかまれた。 




主人公の左織は学童疎開した年代で、我が子に対する感覚とか理解できないのに、自分は何を彼女に共感するのだろう?

あの、猜疑心と被害妄想が自分のように感じるのか?と思いながら、読みました。




読後、なんでこんなに揺さぶられたのか?と不思議に思い、他の人のレビューを見たりしました。そこで作者インタビューを発見して納得。

・自分で考えない、決めない左織はいわば「戦前」の精神性

・彼女には自ら幸せになりにいくという概念がなく、物事をただ受け入れていく

・あの世代は善意や悪意で行動しない




気が付きましたよ。私も自分で決めていない!

だから、人のせいにするし、猜疑心と被害妄想に苦しむのだと思います。 



ちょっと前に読んだ
姫野カオルコ 喪失記
も、主人公が病んでいて、とても動揺しながら読みました。
共感できない女性は幸せ、というレビューを見ましたが、まさにその通り。
倫理観や諦めでごまかさず、最後は自分の欲望に向き合います。


感動する本に巡り合うのは奇跡のようでもありますが、最近、読んだベスト小説は、鏡を見るように自分の生きづらさと対峙する不快な感動でした。
どちらもちゃんと読めば、結末に解放がありますよ。私は作中の方にガッシリとらわれてしまったので、気持ちが終わりまで行きませんでしたが。

喪失記、はもう少し冷静になって読み直したいですね。
たぶん、半分しか読めていないから。