2017/04/23

パキスタン居住情報

もう、パキスタンに住み始めて、6年以上たちます。あまり馴染めていませんが、先輩面して、述べてみたいと思います。

・シラミコーム
ネットでも買えますね。日本から持ってくる必要があります。プラスチック製(激安)、紙を梳くところだけ金属で持ち手がプラスチックのもの(200ルピー)は、パキスタンでも売ってますが、卵は取れません。
卵もとれますが、毛の抜けることひどいです。薬剤シャンプーも売ってますが、あまりの感染頻度に使うことがためらわれます。学校からのお手紙に、週一で必ず使えとありました。
私も小学生の時、シラミにかかり、髪を切って、シャンプーで退治しましたが、日本では一生に一度のことです。毎週使うの?怖いです。

・飼料添加物
特に、養殖魚と、鶏肉がひどいです。
養殖魚は、口内炎が食べた全員に出ました。
鶏肉は、知人の医者が食べない宣言していますが、ちょっと食べすぎると蕁麻疹が出ます。頭から足先まで腫れあがります。かゆくて大変。パキスタンのブロイラーは、1か月半で出荷できるサイズにします。
中国のケンタッキーで問題になったのが1か月半だったような?パキスタンではノープロブレム。教育の差でしょうか?中国がうらやましい。
農薬や、ポストハーベストも疑わしいですね。必ず使いすぎているはず。あと、安易に薬剤に頼ります。仕事が雑な人が多いです。評価されないしね。
今は、メロンのシーズンですが、当たりはずれがあって、ハズレは臭い。汚染水の臭いがする。薬品臭かも。

・飲料水の汚染
これはテレビニュースで見ました。明らかに危ないという臭いと味だから人々の意識に上がったのだと思います。臭い水でシャワーします。大使館のページによると、ミネラルウォーターも怪しいらしい。
パキスタンにはゴミから回収したペットボトルに、ペプシやコーラ、ファンタみたいなものを詰めて正規品のように見せかけて売る商売があるらしいです。テレビで見ました。

・学校
娘の話によると、学費の高いほうが、外国人にやさしいそうです。どんどん学費が値上がりしています。英語教育のみ力が入ってます。
外国人にフレンドリーなのは、親が、出稼ぎで資産を作った、輸出工場を経営、家族が外国に住んでいるなど、身近なのと、裕福なので荒んでいないからだと思います。
どの子も長い夏休みは外国旅行のようで、行かないと肩身が狭いらしい。

・気候
殺人的。その暑さのなか停電が日常なので、無停電装置や発電機、ソーラー発電は必須。
家が断熱されていないのも問題。パキスタンで建材は熱をため込むレンガなので、外断熱が必要。暖められたレンガが赤外線ヒーターのよう。エアコンをガンガンつけて、四方からパネルヒーターにあたり、パキスタン体験をしてみてください。涼しくないから。唯一断熱されている場所が地下室です。

・同居家族
治安状況から、パキスタン家族と同居する必要がありますが、き・つ・い。うちの子供たちは、今、一緒に住んでいるおばさんが大嫌いで、パキスタンに住むのはもう嫌だと言ってます。前は別の一家と住んでいたのですが、その時は、そこの子(何歳か大きい)と喧嘩したり虐められたりとかありましたが、楽しかったです。
同居家族がどんな人か、選択権はあるのかは重要。

・家政婦
元が安いですが、こちらも給料がどんどん上がっています。数年前は稀だった食器洗い機が、出回りつつある印象です。それでも掃除機がすぐ壊れたり、良い全自動洗濯機が無かったり、日本と違い家政婦無しは厳しいです。日本で、家電を使わずに、昔風に家事をこなせている人なら、かまども使いこなせるでしょうし、大丈夫でしょうが、必需品です。